道元禅師がおっしゃるには、

病を治するに除るもあり、治するに増ずるもあり。また、治セざるに除くもあり、治せざれば増ずるもあり。これ能々思ひ入るべきなり。
病気治療をして治るものもあれば、治療をして病が増すものもある。また、治療をしていないのに治るものもあれば、治療をしなければ病が増してしまうものもあるのだということです。

病とは不思議なものです。人生とは不思議なものです。
このことを能々考えなければならないのです。

闘病しながらでも人生は続いているのです。
仮に病を持ちながらでも、日々を大事に過ごす大切さ、これが大事なことなのです。
仮に悩みを持ちながらでも、負けずに日々を生きること、これが大事です。
感情に振り回されず、日々を大事に行うべきをすること、これが大事です。



当山でもご祈祷を行うこともありますが、禅のご祈祷とは大事な心構えを、読経や法話に載せてお伝えすることと思っています。

もし病気によって心がかき乱されている方がいるとすれば、

(その不安な心の)根本の病の治療に効くのはこの大事な心構えなのです。

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