2017年1月31日火曜日

動物供養墓の庭の工事

1月は、動物供養墓前の庭の工事を行っていました。


暖かい色の、かわいらしい供養墓です。
・どなたでもご利用いただける動物供養塔(ペット供養墓)となります。
 横浜・川崎市の近隣の方ならばアクセスも良く、お参りしやすいかと存じます。




椅子の部屋

客殿の椅子が、会館(新客殿)に移動しました。
変わらず、椅子の部屋は法事やお通夜・葬儀などの控室となります。




永代供養塔

1月には、供養塔前の通路の脇のツツジの木を他に移しましたので、実質、通路が広くなり通りやすくなったかと存じます。
少しずつでもお参りしやすくなればと存じます。

当寺の庭の由緒



当寺の庭は明治・元勲の品川弥二郎邸の庭園の一部を移設したものです。
写真は、当寺の屋敷跡に建てられた尊攘堂の絵図です。




(当寺の庭はこれまで豪商鴻池家の庭を移設したものと思われて来ましたが、当寺の記録を改めて見直したところ品川弥二郎邸であった事が明らかになりました)

2017年1月24日火曜日

板碑〔いたび〕

当寺には今から600年以上前の墓石が残っています。
板碑〔いたび〕といいます。

そんな遥か昔からこの横浜.川崎の地で人びとが生きた証が残っているなんて不思議な気持ちになりますね。
当時と今では大分様変わりしたでしょう。
田んぼと畑、そして、ただの低湿地が多かった時代から、今でもここに墓石が残り、そしてお寺やお墓が続いているなんて不思議な気持ちになりますね。
でも、多分それは不思議なことではなく、その時その時の人生のなかで当寺を支えていただけた方々がいるからでしょう。
歴代住職や、住職を支えてきていただけた檀家さんをはじめ、その時々の信徒さんや、法事を頼んでいただいた方、水子供養の方、三界万霊塔に納骨された方、とにかく数えきれない方のおかげで寺というのは残ってきたということなのです。皆様に感謝です。

そして、短い時間ですのでなかなか感謝は伝えきれませんが、インターネットを見て当寺に法要を頼んでお参りいただけたりする方も、支えていただけたことは大変ありがたいことです。

何百年も人びとが眠り、祈ってきたこのお寺で供養することは必ず、善いことですので、そのありがたさを是非感じていただければと思います。


2017年1月10日火曜日

今年のお正月飾り

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


写真は当寺玄関の正月のお花です。

千両、万両の可愛らしい黄色と赤の実です。
赤いお花はボケの花です。
松もあります。


千両万両は豊かになるように。
ボケの花はボケないように。
松はいつも枯れずに緑であり、めでたいものです。

これらをお正月にお飾りし、皆様の新年をお迎えしました。


今、日本経済も停滞が長いようです。

いま一度豊かさとは何かを考えた時に経済一辺倒ではなく、心の豊かさをそれぞれがもう一度発見できるかどうかも問われているのではないでしょうか。


七草粥

1月6日に可愛らしい七草のご供養を受けましたので、1月7日に料理していただきました。

中世のお伽草子には1月6日までに七草を用意して7日朝に長寿を願い食べる物語が書かれているそうです。

一般の寺院ではなかなかそうは行きませんが、永平寺では必ず、朝はお粥、昼はお米、晩はお米かごくたまに麺類、という献立でした。
つまりお粥は朝ごはんのみとなりますので、古いお話の通り、本来であれば必然的に七草粥も朝食でいただくべきものとなるでしょう。

ですが、地域によっては七草で汁を作ったり、油揚げをいれたりとお粥にしない様々な七草の食べ方があるそうです。

そこで、今年は当寺では、生そばが余っていたこともあり、七草のお蕎麦にして、いただきました。

レシピは温かいお蕎麦を作る容量で簡単です。
そばを茹で、七草を刻んだものと油揚げを茹で、温かい麺つゆをかけて出来上がりの簡単な精進料理です。
おつゆを吸った油揚げが風味を豊かにしてくれて食べやすいです。