2016年9月29日木曜日

矢向江ヶ崎と戦争

新鶴見小学校のそばにある、史季の郷《しきのさと》を見学しました。
矢向江ヶ崎の歴史を展示している場所です。
今回は特別展示で、
第二次世界大戦の矢向江ヶ崎について展示しています。

11月まで開期が伸びましたので是非お出かけください。
開館中は地域の方がいつもおり、ご案内もしていただけるんですよ。

ご案内いただき、ありがとうございました。
当寺のことに思いをはせれば、檀家さんにも兵士として亡くなっている方もおり、どこで亡くなったか記録も残っております。
そして、家に焼夷弾を落とされ家が燃えた方もおります。
日本は国としてみれば加害者であり、また被害者でもありますが、一人一人の人間としてみれば、皆、戦争という時代や国家に振り回された犠牲者でしょう。

我々曹洞宗の僧侶は、いつも夏のお施餓鬼などの法要では、必ず、万国戦死病歿者諸精霊と祈ります。
それは日本国だけで無くあらゆる国にあらゆる立場の、そしてあらゆる時代に悲しむべき多くの霊がいるということなのです。

過ちを繰り返さないためにも、戦争で、何が起きたかを記録し記憶しその死を忘れないこと、思いを馳せることが大事なのでは無いでしょうか。
良い機会をいただきました。

動物供養塔(ペット供養墓)

ペット供養墓も同時並行して建立致しました。
宗教不問で檀家になる必要はありません。
愛らしいペットのお墓ですので、あまり大きくすぎず、威圧感の無いかわいらしく温かみのある塔です。

塔の中の棚でお骨もお預かりできます。
塔の中に合祀もできます《散骨して土にお還りいただけます》。
詳しくはご見学ください。

9月16日無事完成です

9月16日お彼岸直前についに供養塔が完成です。
お披露目はまだなので、いまはビニールで幕をかけています。
ビニールを、かける前の工事中の姿を少しだけお見せします😃
小雨が時折降ったり止んだりはっきりしない天気の中の設置でした。
ありがとうございました。

供養塔工事

先行して8月には愛知県の工場で供養塔が組立られました。
見学させていただきありがとうございました。



2016年9月16日金曜日

基礎完成

その後、9月第1週目に旧、三界万霊塔の解体も終わり、跡地に基礎を組み直し、永代供養塔としての改修が進みます。

三界万霊塔内のお骨も取り出しました

古い塔内に埋葬されていたお骨壺も回収しました。土に還ったり、かえりかけのお骨もありました。
これらの仏様も引き続き供養塔に合祀しお祀りし、同じ場所で土にお還りお眠りいただきます。



三界万霊塔の解体と抜魂のご報告

夏のお施餓鬼にて皆様にお話しさせていただいておりました通り、これまで墓地の入り口にあり、これまで皆様にお参りいただいておりました、三界万霊塔ですが、このたび永代供養塔として改修することとしました。
お墓の無いかたなどのご遺骨をこれまで長く埋葬し、お参りいただいてきた
三界万霊塔で、今度の永代供養塔も同じようにお墓の無い方をお祀りする役割ですが、時代に合わせて装いを変えて、永代供養塔とすることになりました。
これまでのお参りいただいた思いを絶やさないように、と、三界万霊塔と同じ場所に設置します。

解体にあたり、8月30日に抜魂の法要を行いました。一度魂をお墓からお移りいただく法要です。