2017年12月31日日曜日

納め札お焚き上げ

12月24日に、納め札お焚き上げが行われました。
古いお札や仮のお位牌などをお焚き上げしました。

晴天に恵まれ、暖かい日差しのなかでのご参列でした。
その後は恒例の忘年会!

ご参列ありがとうございました。

2017年12月10日日曜日

住職の取材

改めて、タウンニュースの記者の方が取材に来られ、住職の人柄なども取材し合わせて記事になりました!

住職の話も長く、話題も様々に及びま
したが、まさかこんなにわかりやすくまとめていただけるとは。

記者の方はまだ新卒2年目だそうなのに、すごいです!




先日の動物供養

おかげさまでタウンニュース12月7日号に取材していただきました!

タウンニュース様、お取り次ぎいただいた檀家さんや、関係者の方に心より感謝申し上げます。


2017年11月21日火曜日

動物合同法要開催


11月19日、動物合同法要を開催しました。
当寺では第一回の動物合同供養法要でしたが、皆様にお集まりいただき、晴天の中、無事におこなわれました。
住職の法話は当寺の歴史、日本史の中での猫と犬の位置付けと価値観の変化、および日本仏教における動物の命と救い〈成仏〉についてでした。

続いて副住職より、昨今の横浜、川崎といった当寺近隣地域で行われ始めている猫の保護活動のご紹介をさせていただきました。
そして引き続き法要が行われました。
在りし日に思いを馳せ目に涙をする方も。最後にお塔婆を受け取り、墓前に皆様で供えていただき、法要は終了です。

最後に少しお茶などを召し上がっていただき、飼っていたワンちゃん猫ちゃんに関するとっても不思議な話を飼い主の皆様から聞かせていただきました。仏様の導きとしか思えないことも。

きっと飼い主の皆様のもとに、その動物達が来て、最後をそこで終えたのはきっと意味のあることできっと幸せなことだったのだなあ、と思えました。







2017年11月16日木曜日

11月は新潟へ

今年もこの時期、新潟のお寺へ古文書の整理へ行きました。
年に数回古文書の整理で伺わせていただいているお寺です。お宿には可愛い猫が。つい写真を一枚。

宿で調査員の皆でテレビを見ている時に流れてきたのは新潟の地域猫の話。

これまで新潟では猫は殺処分されていたが、殺処分ではなく、捕まえて去勢することにより、地域で見守りながら徐々に数を減らそうという取り組みのためのシンポジウムが開かれたとのニュース。

地域猫活動は、去年は横浜市の当寺の近隣や、今年は川崎市の隣町でも動き出したと聞いています。
首都圏だけでなく全国的な広がりを期待しています。





2017年10月28日土曜日

ご戒名のご説明

当寺がつとめます通夜葬儀では毎回、ご戒名のご説明を必ずさせていただいております。
個人様の生前のお名前を入れることと、ご性格がわかる漢字を入れることを心がけております。ご職業がわかる漢字を使うこともあります。

生前のお名前よりもその人らしいお名前を心がけております。何故ならば…何十年かたてばその人を知る人はこの世からいなくなります。
会ったことの無い子孫でも、子孫が墓石に彫ってある生前のお名前とご戒名の漢字両方を見たとき、ひいおじいちゃんはこういう人だったのかな、ひいおばあちゃんはこういう人だったのかな、と、少しでもいいので、よりその人らしい生き方が、伝わる戒名わかる戒名であれば良いなと思っています。


結婚式

今月は、永平寺修行時代に同じ釜の飯を食べた仲間の結婚式に出席しました。
観光地のお寺です。
奥様は、これから観光のお世話だけではなく、同居生活の家庭や、僧侶が法事や通夜葬儀に出かけている間の一切の管理、留守も任されるわけですから、お寺の屋台骨も支えなければなりません。
本当に大変だと思いますが、全く嫌なそぶりもなく、奥様のご実家の方も心から喜んでいらっしゃるようでした。奥様も大変優しそうな方でした。また、どんな時にも支えてくれる新郎の優しい人柄が奥様のご実家にも伝わっていると思います。

末永くお幸せに!


当寺の客殿の控室

法事の控室も、儀式を行う本堂も、当寺では、椅子も完備して皆様をお迎えしております。
雨の日の法事でも安心して行えます。

2017年10月11日水曜日

お通夜の時間

お通夜の時間は何時からでしょうか。
一般には夏が6時半、冬が6時からが多いようです。お仕事終わりに参列できるからと、通夜だから暗くなってから、という理由なようです。

ちなみに曹洞宗寺院での毎日の晩のお勤めのお経、晩課は永平寺では4時か4時半でした。
総持寺では聞くところによると晩課は2時くらいの場合もあるようです。
ですので、理論上では、2時や3時頃から行ってもよいのでしょうが、なかなかそういうケースはすくないようです。
早くとも4時から、遅くとも7時開式がお通夜の時間となるでしょうか。
最近では家族葬が増え仕事終わりの会社関係の参列は減りましたが、6時か6時半が一番、一般的な時間になるようです。

2017年9月17日日曜日

夜の当寺

夕方になると、当寺境内の石庭でも秋の虫の声が強く聞こえてまいります。
日も短くなり6時半になるともう暗いですね。昼は夏の蝉。夜は秋の虫。

この時期だけの自然の音色です。

音は写真では聞こえませんが、
庭の雰囲気だけでもお届けいたします。

2017年7月30日日曜日

鶴見川の盆供養

毎年鶴見区仏教婦人会、仏教会により行われます鶴見川の盆供養に今日は出仕してまいりました。
例年のごとく当寺にご縁のあった今年亡くなられた方々と特に御祈願の先祖の灯篭御供養をしてまいりました。


2017年7月3日月曜日

お寺が地域にあることと子供の幸福度

大阪大学の大竹教授による調査があり、自宅や通学路の近くにお寺がある環境で育つ子供は幸せを感じやすいそうです。
神仏や他人に見られている感覚を持つことで正直になり人間関係が良好になることから幸福度が高まるのではないかということです。

寺院か地蔵があった人では
幸福度が0.110ポイント高くなるそうです。
神社があった人は0.036ポイント高くなるそうです。

これをもとに幸福度を年収換算すると、寺院・地蔵があった場合は
なんと約169万円

神社の場合は55万円

も幸福度が高くなるそうです。

神社仏閣が近くにあることで
子供の成長にも大きな影響があるのですね。



2017年6月3日土曜日

初、善光寺

お寺から少し時間をいただき、
初めて長野の善光寺、戸隠神社、諏訪大社などに参拝してきました。
恥ずかしながら参拝したことがありませんでした。

10年前からずっと参拝したいとは思いながらもなかなか機会もなく参拝できずにいました。


色々と勉強になりました。学んだことを実行に移すか、また、それが移せるかはわかりませんが寿徳寺も、もっともっと良いお寺にしていきたいと思います。



さつき

寿徳寺のさつき、もう終わりの時期です。今年も綺麗に咲いてくれました。
さつきの花が散っても新緑は綺麗なものですね。

命が去り、命が生まれ、
巡り巡っていくのです。

仏教では命の巡りを輪廻ともいいます。


香十徳

香十徳は、お香の良いところを十点数えあげたものです。
心も体もお香は安らかにしてくれるのです。



2017年4月1日土曜日

鶴見区仏教会花まつり

4月1日に区内宝泉寺さまにて花まつりが行われました。
最後の余興〔余興とは言わず清興というそうです。余りではなく、素晴らしい芸でした〕

大神楽曲芸の豊来屋大治郎師匠と、
引き続きTVぶっちゃけ寺でおなじみの露の団姫〔つゆのまるこ〕師匠の落語でございました。




2017年3月26日日曜日

博物くらぶ

博物くらぶという企画があり、知り合いが、小学校などで科学の授業を出張してやってくれるそうです。市内の小学校や、三菱の未来館さんなどで出張授業をなさっているそうです。
興味のある方は当寺までお問い合わせ下さい。


2017年3月17日金曜日

涅槃図公開 時間変更

お彼岸の中日である3月20日の涅槃図公開の時間変更をおしらせします。
午前中の9時から12時までとなりました。
貴重な機会ですので、おいでください。
今年ご覧いただけない方も、毎年、何らかの形で続けていきたいと思いますのでご安心ください。


2017年3月16日木曜日

地域猫

当地域での地域猫活動が地元タウンニュースに掲載されました。
地元住民むけに3月8日に地域猫の講演会が開かれました。


あいにく同じ時間に鶴見区仏教会があり、私は参加できなかったのですが、活動が始まり徐々に定着してきているようです。
地域猫活動とは、野良猫を捕まえて去勢してから元の場所に返す活動が主体です。野良猫が増えないようにとの草の根活動です。
猫を好きな人、嫌いな人の双方が住みやすく、住民トラブルにならないようにとのことです。
仏教からしても、猫と人は、同じこの世界を生きている命ですので、人と猫が共存できるような社会は良い社会だと思います。

そしてもちろん猫のことがどうしても嫌いな人もいます。
そんな方のためにも、この地域猫活動はあるのです。とある方がおっしゃっておりまして、非常に納得した言葉があります。
「地域猫活動は猫の嫌いな人の為の活動だ」と。
最終的に野良猫は減りいなくなります。そして去勢された猫の糞尿は臭くないそうです。

もちろん、猫好きにとっても、餌をあげて猫の命を救うこともできる、素晴らしい活動です。

猫を好きな方のためだけでなく、猫を嫌いな人の為にも、地域住民が尊重しあえる地域になればよいですね。そして、生き物の命を大事にできる地域社会であるように願います。

猫が住みやすい町は、きっと人にとっても住みやすい町でしょう。

看板設置

当寺の境内の案内看板を本日設置いたしました。見ただけではわかりにくい由緒や歴史について由緒を記した看板があることにより知っていただいたり、仏教や当寺に関心を持っていただき、ご縁を結んでいただくことや、何かを感じていただきお参りいただければと思い、設置を望んでいました。ついに思いが叶いました。
ご尽力いただきました方々、ありがとうございました。
どうぞお参りの際にご覧ください。

合掌

2017年3月10日金曜日

お彼岸 月遅れ涅槃会

そろそろ春のお彼岸です。

当寺では今年から、お彼岸の中日3月20日に、当寺秘蔵の涅槃図の公開を行いたいと思います〔作成年代不詳〕
涅槃図とは御釈迦様が亡くなられた様子を絵にかいたものです。


涅槃会とは本来、仏様が亡くなられた日2月15日にこの涅槃図をかけて、その前で法要を行うものです。
当寺では月遅れ涅槃会としまして、ひと月遅れでお彼岸の中日に合わせて公開を行います。

彼岸中日の午前9〜12時まで限定で涅槃図を本堂にて公開したいと存じます。

涅槃図の公開を行う寺は少なく、貴重な機会ですのでぜひ、どうぞご参列ください😄


涅槃図ご開帳
お彼岸中日
3月20日当寺本堂にて
9時~12時まで
※午後の公開を予定しておりましたが、午前中に変更となりました。
※絵解きを予定しておりましたが、今年度は絵解きは見送り、来年度からにしたいと存じます。


2017年2月7日火曜日

豆乳粥

今日は豆乳粥を作りいただきました。
作り方は簡単です。

まず、お粥を一合分のお米から作ります。
その後、温めた豆乳を180㎜程度〔お好みで調整してください〕加えて完成の簡単なお粥です。
〔最初から豆乳をいれてお粥を炊いても可です〕

料理が下手な私でも簡単に作れて美味しいお粥です。
適宜ごま塩をかけていただきます。


2017年2月5日日曜日

枝垂れ梅

春の便り

今年も枝垂れ梅が当寺境内に咲きました
道元禅師の言葉に

梅開早春とあります。
梅、早春を開く、と読みます。


我々はつい、春になったから梅が開いた、と考えてしまいますがそうではないのです。

道元禅師によれば、梅が咲いたという一つの事実があり、はじめて春が来たと人が感じ、春が梅によりもたらされるのだというのです。

つい、我々は頭の中で作り上げた「春」という概念を先にもってきて、春だから梅が咲いた、と世界を捉えてしまいますが、それがいけないのです。

その概念が生じる以前の梅の花の一つ一つが咲いた!というありのままの真実をまず捉えなければならないのです。

その一つの梅が咲いたから、はじめて春という概念で世界が把握されていくのです。

この世界のありとあらゆる差別もこの固定観念や概念を先にもってくるから、起こるのです。
頭の中の概念という枠にくくりつけて終わるのではなく、一つ一つのありのままの命を世界を感じること。
それが安らぎの道なのです。





2017年1月31日火曜日

動物供養墓の庭の工事

1月は、動物供養墓前の庭の工事を行っていました。


暖かい色の、かわいらしい供養墓です。
・どなたでもご利用いただける動物供養塔(ペット供養墓)となります。
 横浜・川崎市の近隣の方ならばアクセスも良く、お参りしやすいかと存じます。




椅子の部屋

客殿の椅子が、会館(新客殿)に移動しました。
変わらず、椅子の部屋は法事やお通夜・葬儀などの控室となります。




永代供養塔

1月には、供養塔前の通路の脇のツツジの木を他に移しましたので、実質、通路が広くなり通りやすくなったかと存じます。
少しずつでもお参りしやすくなればと存じます。

当寺の庭の由緒



当寺の庭は明治・元勲の品川弥二郎邸の庭園の一部を移設したものです。
写真は、当寺の屋敷跡に建てられた尊攘堂の絵図です。




(当寺の庭はこれまで豪商鴻池家の庭を移設したものと思われて来ましたが、当寺の記録を改めて見直したところ品川弥二郎邸であった事が明らかになりました)

2017年1月24日火曜日

板碑〔いたび〕

当寺には今から600年以上前の墓石が残っています。
板碑〔いたび〕といいます。

そんな遥か昔からこの横浜.川崎の地で人びとが生きた証が残っているなんて不思議な気持ちになりますね。
当時と今では大分様変わりしたでしょう。
田んぼと畑、そして、ただの低湿地が多かった時代から、今でもここに墓石が残り、そしてお寺やお墓が続いているなんて不思議な気持ちになりますね。
でも、多分それは不思議なことではなく、その時その時の人生のなかで当寺を支えていただけた方々がいるからでしょう。
歴代住職や、住職を支えてきていただけた檀家さんをはじめ、その時々の信徒さんや、法事を頼んでいただいた方、水子供養の方、三界万霊塔に納骨された方、とにかく数えきれない方のおかげで寺というのは残ってきたということなのです。皆様に感謝です。

そして、短い時間ですのでなかなか感謝は伝えきれませんが、インターネットを見て当寺に法要を頼んでお参りいただけたりする方も、支えていただけたことは大変ありがたいことです。

何百年も人びとが眠り、祈ってきたこのお寺で供養することは必ず、善いことですので、そのありがたさを是非感じていただければと思います。


2017年1月10日火曜日

今年のお正月飾り

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


写真は当寺玄関の正月のお花です。

千両、万両の可愛らしい黄色と赤の実です。
赤いお花はボケの花です。
松もあります。


千両万両は豊かになるように。
ボケの花はボケないように。
松はいつも枯れずに緑であり、めでたいものです。

これらをお正月にお飾りし、皆様の新年をお迎えしました。


今、日本経済も停滞が長いようです。

いま一度豊かさとは何かを考えた時に経済一辺倒ではなく、心の豊かさをそれぞれがもう一度発見できるかどうかも問われているのではないでしょうか。


七草粥

1月6日に可愛らしい七草のご供養を受けましたので、1月7日に料理していただきました。

中世のお伽草子には1月6日までに七草を用意して7日朝に長寿を願い食べる物語が書かれているそうです。

一般の寺院ではなかなかそうは行きませんが、永平寺では必ず、朝はお粥、昼はお米、晩はお米かごくたまに麺類、という献立でした。
つまりお粥は朝ごはんのみとなりますので、古いお話の通り、本来であれば必然的に七草粥も朝食でいただくべきものとなるでしょう。

ですが、地域によっては七草で汁を作ったり、油揚げをいれたりとお粥にしない様々な七草の食べ方があるそうです。

そこで、今年は当寺では、生そばが余っていたこともあり、七草のお蕎麦にして、いただきました。

レシピは温かいお蕎麦を作る容量で簡単です。
そばを茹で、七草を刻んだものと油揚げを茹で、温かい麺つゆをかけて出来上がりの簡単な精進料理です。
おつゆを吸った油揚げが風味を豊かにしてくれて食べやすいです。