2015年7月25日土曜日

夏の万霊供養・先祖供養 おせがき(大施食会・大施餓鬼会)

年に一度の僧侶20人による夏の読経供養が7月25日に毎年行われています。

今年は地域の歴史をまとめた『わがまち矢向・江ヶ崎』という冊子が完成したこともあり、
執筆編集にご尽力された当寺の檀家さんにお話いただきました。

あとで、冊子を追加で欲しいという方も当寺においでになり、
良い冊子とお褒めいただきました。

開創400年の当寺ですが、戦前戦後に行われていた当寺の民俗行事も取り上げていただき、ありがたいことです。


法要のほうも無事、勤修させていただきました。

暑い中参列していただいた皆様ありがとうございました。

(暑かったですね。来年からは冷房の前に扇風機を置くなど工夫させていただきます。
来年はより涼しく、強力な扇風機も増設しようかなと計画中です。)

2015年7月21日火曜日

「大衆の威神力」と、夏のおせがき

さて、前回取り上げた、この「大衆の威神力」(だいしゅのいじんりき)という言葉ですが、

同じ表現ではありませんが、七百年前の瑩山禅師(けいざんぜんじ)の修行法を記したと
いわれる『瑩山清規けいざんしんぎ』に、


 「安居同修の威神力を尊ぶべし。」(『瑩山清規』)
あんごどうしゅのいじんりきをとうとぶべし
とあります。※安居〈多くのお坊さんが一箇所にあつまって修行すること〉


皆で一緒に修行したその大いなる力は尊ぶべきものであるというのです



夏のお盆の時期、「施餓鬼」(せがき・現在は大施食会ともいう)という大勢のお坊さんがお経を読み、


亡くなった方たちを救う儀式があるのですが、その時にこの言葉が唱えられたようです。




ちなみにこの、「施餓鬼」(せがき・現在は大施食会ともいう)儀式ですが、
現在も、各地のお寺で行われています。

われわれの横浜 鶴見の寺 寿徳寺でも、いまでも、

毎年七月二十五日に、近隣・遠方のお坊さんに集まっていただいて、

檀家さん皆様にも集まっていただいて、

大勢の方の御参加をいただき、この儀式を行っています。


こうした伝統を引き継げていることは、本当にありがたいことだと思います

ありがとうございました。
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2015年7月13日月曜日

大衆の威神力

皆で力を合わせれば、どんなすごいことでもできる。
一人では辛い修行も、朝1時や2時に起きることも、どんなに長い距離の廊下の雑巾がけでも
皆ですれば、皆に引っ張られてやりとげられる。これを「大衆の威神力」と修行道場では言っています。


以前紹介した道元禅師の言葉をまとめた『正法眼蔵隨聞記』にも通じます。

初心者は周りのみんなのことを真似しているうちに、

最初は、そのいちいちの修行の、道理・理由がわからなくても、


自然と修行が出来てくるようになり、そのうち道理もわかってくるという言葉です。


皆についていけば、体が自然とついていき、その心もわかってくると、道元禅師はおっしゃいました


皆ですれば、何倍もの力が自分から湧いてくる・・・何事にもこのことは通じるのでは無いでしょうか。


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