そんな錦織選手の心に残っている言葉として次の言葉が紹介されていたのを目にしました。
「一生燃焼 一生感動 一生不悟」

これは、あいだみつを 氏の言葉です。

この言葉を書いたみつを氏が生涯愛読し心の支えにしたのが道元禅師の教えです。


道元禅師がおっしゃるに、

「学道の人、若し悟を得ても、今は至極と思ウて行道を罷ル事なかれ。道は無窮なり。さとりてもなほ行道すべし。(『『正法眼蔵随聞記』長円寺本、巻一)」
「道を学ぶ人は、 もし悟りを得ても、「極めた」と思って道を行うのをやめてはいけない。道にきわまりは無い。
悟ったとしても、なお行道しなければならないのだ。」

とあります。
これが道を究める人の心構えであり、これを続けるというのです。

悟っても歩みを止めるなということですね。

この教えを一般の人にわかりやすいように、なじみやすいように表現したのが相田みつを氏です。

「一生燃焼 一生感動 一生不悟」

最後に 「一生不悟(悟らず)」とあり、

道元禅師の教えからの影響を一言で表現していると思います。


何かに打ち込んでいると、新しい技術や心境をつかんだ気になります。そしてそこに満足して歩みを止めてしまうことが多いです。

道元禅師は、悟っても、何かをつかんだとしても、まだ極めたわけではない、続けなさい、続けなさいと言っているのですね。厳しい教えですが、そうしてこそ掴めるものがあるようです。

でも、道元禅師よりも、相田みつを氏は、もう少し肩の力を抜いていて、「できなくても悟らなくてもいいから、一生感動し、一生燃えて生きがいをもって人生を送ろうよ」と言っているようにも思えます。
二人の姿勢の違いもあるとは思います。

いずれにせよ、

坐禅を生涯貫いた道元禅師、
書の道を生涯貫いた相田みつを氏、
テニスの道を極めんとして歩み続ける錦織選手。

現在では、錦織選手のそんな姿勢から勇気をもらっている日本人も多いと思います。

素晴らしいことです

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ありがとうございました
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