有る人が道元禅師にいうには、「私は病気であり、また器も無いので、仏道の道に入るには耐えられません。仏教の教えの最も重要なところを聞き、ひとり住まいし隠居して、体を休めて病に気をつけて一生を終えよう・・・」という人に言った言葉です。
道元禅師はこう答えられました。

「昔の人も必ずしも皆体が丈夫であったわけでも優れていたわけでもなく、善人もいたし悪人もいた。
今生でもし、そうした努力もしないというのであれば、何時の世に、器量の人として生まれ変わるというのか。
 命をかえりみずに修行してみなさい。これば仏道の教えの最も重要なところですよ。」

 あれこれ言い訳をせずに 道に打込み、学ぶこと。
仕事し、勉強し・・・。 もっとも重要なところです。 



※ここでは 命を惜しまずに励め・・・と道元禅師は言っていますが、決して命をないがしろにしているわけではなく、

命を惜しむな 命を惜しまないこともだめだ

と言い、薬を飲んだり、病を治すことも認めています。

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